慢性膵炎な私の毎日(初代)

2005年5月~2007年2月にかけて、体調が最も悪かった時期のブログです。

yukiさんからの質問2006年05月28日 07時53分54秒

yukiさんから以下のような質問が、ホームページの方にありました。
よろしかったら皆さんのご意見をお願いします。

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胃痛がはじまって一年半以上経ちました。車の運転中にとつぜんの胃の激痛で高速道路で車を停めて吐いてしまったところから始まりました。胃カメラ・エコー・CTスキャンも血液検査も異常なしで、胃薬も効かないので鍼と漢方薬に通っている以外はほったらかしの状態です。月の半分くらい何をしていても痛くて、2~3ヶ月に一度は夜も眠れないくらいになります。朝は胃が重くて目が覚めます。そこで質問があります。私の場合は痛いときには膵臓の形にソーセージのようなしこりが触れます。(カオルさんのサイトで写真を見てわかりました。)エコーのときにも話したのですが「何もありません」ということでした。お医者さんの触診でもなにもなくて(というか、検査のときには何も食べていかないので、そういうときにはしこりもありません。)、「腸がふれているのでは?」と言われました。胃のところに腸があるのですか?カオルさんはいかがでしょう?痛いときにお腹に腫れを感じますか?160cm、45kgでお腹にもほとんど脂肪がないので、中身に触れやすいのかもしれませんが。エコーの先生にも「こんなに映像がはっきりしているのを見たことがない」と言われました。
みなさんのお話しを読んでいて、とても症状が似ているのでお話を伺いたくなりました。最近は以前よりはっきりお腹の深いところが痛くなってきて、背中の痛みも出てきました。この2~3日は脂質に注意するようにしたら痛みが治まってきたような気もします。
家族にもお医者さんにも性格のせい、ストレスのせいと言われ、精神安定剤を処方されました。自分ではストレスはとくに感じていません。来週また別の消化器の専門医に予約しているので、お話しを伺いたく思います。お忙しいところ個人的な質問ですみません。

あともうひとつ質問なのですが、寝るときに上を向いてしまうと苦しくて寝ることができません。どちらかと言うと左を下にしたほうが楽なのですが、カオルさんやみなさんはいかがでしょうか?

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_ カオル ― 2006年05月28日 08時22分13秒

痛みが続くのは本当に嫌ですね。早く痛みが軽減されることをお祈りします。お腹の「腫れ」ですが、個人的にはかかりつけの医者でも触診をよくしてもらいますが、そこで異常があったということはありません。ただ、膵臓の違和感を表現するのに、膵臓が「張っている」ような、「凝っている」ような感じがする、というのはあります。肩凝りで肩のスジが硬くなるようなことが膵臓に起こっているという「感じ」です。
「お腹の深いところ」、「背中の痛み」というと膵炎の症状と似ていますね。脂質は1日30gというのが目安のようです。脂質制限で劇的に改善されればyukiさんも私たちのお仲間になっているかもしれませんね。また、医者の判断については、膵炎に詳しいお医者があまりいない、ということが実態のようで、言葉は悪いですが、いろいろとハシゴされてはいかがでしょうか。
性格のせい、ストレスのせいだけで、何日も痛みが続くというのはどうなんでしょうか。よほどのショックがないとそうはならないような気がしますが・・・・・
寝る時の姿勢ですが、私の場合は姿勢が気になったことはあまりありません。あまり、というのは、時々、朝目覚めるときに背中の痛みが強くなっているという時期がずっと続くのですが、そういう時は朝のふとんの中で横にしてしまいます。ただ、横になって寝ることが普段からあまり好きではないので、横になって、また仰向けになって、また横になって、という繰り返し運動をしてしまいます。

_ へろへろ ― 2006年05月28日 17時28分19秒

yukiさん、はじめまして。慢性膵炎と診断されて約1年半、実は20年くらい慢性膵炎だったと思われるへろへろと申します。
素人判断は危険ですが、自覚症状は、慢性膵炎ぽいですね。普通の病院は、アミラーゼの値だけで慢性膵炎かどうか判断するようです。へろへろも、ずっと自律神経失調症とか、鬱病とか言われてきました。
慢性膵炎の専門医にかかって、やっとアミラーゼは正常値だけど、リパーゼが異常値だとわかりました。先生は専門医なので、問診だけでわかったみたいですけどね。まわりの患者さんもそういう方が多いです。抑鬱状態は、慢性膵炎の症状のひとつです。ですから、そちらだけ治療しても、本態的な病気である慢性膵炎の治療をしないとどうにもならなかったわけです。
慢性膵炎の専門医、なかなかいないようで、ドクターショッピングせざるを得ない状況にあります。早くいい病院がみつかりますように、お祈りしております。

_ ひでお ― 2006年05月28日 21時41分11秒

yukiさん、はじめまして。抑鬱神経症で慢性膵炎の「ひでお」です。慢性膵炎と診断されてから1年半になります。

私もある年の正月に突然激しい腹痛に見舞われ、休日当番医に駆け込みました。翌日、胃腸科を受診して胃炎と診断され、数年に亘り治療を続けたのですが一進一退で良くならず、そのうちに抑鬱状態がひどくなり退職ー失業ー抑鬱状態悪化ー就職ー更に抑鬱状態悪化ー腹痛の激化ー病院を変えるー急性膵炎疑診ー慢性膵炎確診ー抑鬱状態更に悪化ー入院ー解雇通告ー退院ー寝たきり・・・と言う経過を辿っています。

もっと早く膵炎と診断されていれば、違った展開があったはずです。膵炎の痛みには胃薬も痛み止めも効きませんでした。また、膵炎患者は胃や十二指腸も同時に悪くなっているのだそうですし、腸の働きが悪くなり消化不良や腸炎を起こしやすいということです。

病院を変えたとき、最初は胃炎、十二指腸潰瘍、過敏腸症、逆流性食道炎、などと病名が付き、それぞれの治療をしたのですが全く効果が無く、最終的に慢性膵炎と診断されました。

膵炎と診断されるまで何度も激痛に見舞われたのですが、胃の痛みと区別が付きませんでした。ピロリ菌の除菌や胃酸を押さえる薬、消化剤などで胃腸の状態が良くなって初めて左肋骨下の痛みに気付いたのです。

痛みが激しいときでもお腹が腫れているという感覚は無く、エコー検査やCT検査でも異常無しでした。アミラーゼも正常範囲でしたが、リパーゼとトリプシンは高い数値が出ていました。

膵炎の専門医は非常に少ないようで、当地にはほとんど居ないようです。私は普通の胃腸科では胃炎としか診断されず、内視鏡の専門医に診て貰ってようやく膵炎と診断され、治療が受けられるようになりました。今の主治医も決して膵臓に詳しいわけではなさそうですが、他に選択肢が無いので止むを得ません。

長い時間がかかりましたが、抑鬱神経症の軽快とともに膵臓の調子も良くなり、何とか動けるようになって来ました。自分では意識しなくても、精神状態と膵炎は切っても切れない関係にあるようです。

痛みがひどかったとき、確かに上を向いて寝ることが出来ませんでした。横向きになって身体を丸めていたような気がします。どちらかと言うと、立っていた方が痛みが少なかったように記憶しています。痛みで眠れなかったので良く憶えていないのですが・・・。

膵炎の診断は難しいようで、私の場合、他の消化器系の病気を一通り疑い治療をしてみた結果、消去法で膵臓に辿りつきました。自覚症状があるなら、放置せずに原因が分かり治療が受けられるように、ドクターショッピングを繰り返すしかないのかもしれません。

_ yuki ― 2006年05月29日 08時13分33秒

カオルさん、へろへろさん、ひでおさん、
お返事ありがとうございました。みなさんの病歴も、コメントと合わせて読ませていただきました。涙がとまりません。長い間たいへんでしたね。

ひでおさん、鬱状態がよくなってきてほんとうによかったですね。私自身、鬱とは無縁だと思っていたのですが、相手の見えない痛みが続いたらほんとうに落ち込みました。何もやる気が起きず、人にも会いたくなくて精神症と言われてもそうかもしれないとしか思えませんでした。(違うと体が叫んでいるのに。)

しかたないので自分でいろいろサーチして試して、「こんどこそは」と思うのに、やはり何の効果もなくてどんどん悪化していくのを黙って受け入れるのはつらかったです。胃(と思っていました)の痛みがどんどんひどくなって、しまいにはみぞおちを中心としたお腹中の痛みでどこが悪いのかわかりませんでした。そのころお腹のしこりに気づいたので、小さい子供たちのことを思って絶望しました。検査でどこも悪くありませんと言われても体重が減り続けて、1ヶ月で50 キロから43キロになり、立ち上がることもできない時期がありました。夜も横になれないので四つんばいになって泣いてばかりいました。当時のかかりつけの医者は次から次と胃酸を止める薬を変える以外は何もしてくれず、消化器の専門医に行っても検査で異常なしで「これ以上は何もできません」と言われました。新しい医者にも精神安定剤を処方されただけです。病名もひでおさんとほとんど同じで、胃炎・胃潰瘍・逆流性食道炎・過敏腸症、そしていまは初期の更年期障害と精神症です。鍼だけに病名を決めるわけではないので、痛い部位に対して漢方薬を出してもらっています。(治らないので、漢方でも精神の薬をまぜてくれるようになりましたが。)

実は父がわたしと同じくらいの年齢のときに10年くらい腹痛で胃腸科に通っていました。検査でも何もなく、やはりストレスと言われて腹痛をかかえて働いていました。10年後に血糖値が高いことが指摘され、軽度の糖尿病になりました。いまだにインシュリンは打っていないので、奇跡のように軽度ですが。父は食事療法と食後1時間の早歩きをずっとつづけています。父のことも医者には話したのですが、私の状態と関連性はありません、と言われました。

消化が悪いのではないか?と思って、自分で消化酵素を試しました。何種類も試した結果、そのなかで膵臓の酵素が含まれているものだと朝の痛みが減ることがわかりました。そのおかげか、最近は月に半分くらいの痛みに収まってきていました。(残りの2週間はどんよりと重い感じですが、落ち込むような痛みはありません)でも2週間ほどまえも激痛が起こり、やっと治ってきたのかな?という夢が壊れました。少し前からわらにでもすがる気持ちで、マクロビオティックを始めていました。子供がいるので完全ではありませんが、玄米菜食というヤツです。胃が悪いなら玄米はどうかな?と思ったのですが、思いのほか調子がよく、それで胃が治ってきたと思い、また普通食に戻しつつあったのが原因かもしれません。趣味で料理を習っているのですが、クリームやバターたっぷりの料理教室のあとに調子が悪くなることにも気づきました。それでやっともしかしたら膵臓が悪いのではないか?と思い当たり、カオルさんのサイトにめぐりあいました。
ひでおさんのように胃薬やら消化剤やら漢方薬やらで、ほかの部分がよくなってきたようで、最近やっと肋骨の下の痛みとお腹の深い痛み、背骨を中心とした背中の痛み(ずっと筋肉痛だと思っていたのでお医者さんに話したこともありませんでした)に気づきました。
胃によくて体重が増えるものと思って、高脂肪の乳製品やらカロリーの高い柔らかいものを常に食べていました。結果は腹痛で下痢をすることの繰り返しでした。
水曜にまた新しい消化器の専門医に会いますが、あまり期待していません。アミラーゼは他の病院で一度検査しただけですが、数値は81だったので再検査を頼んでもイヤな顔されるくらいだと思います。自分の検査の履歴を見てみましたが、リパーゼとトリプシンという項目はなかったので頼んでみようと思います。

子供たちが小さいので、すぐにストレス・疲れで片付けられてしまうのですが、今回はちょっと食い下がってみようと思います。そうそう、最後のかけで、検査の日程が決まったら、3~4日前から高脂肪の食事にするという自殺行為をやってみようと思っています。(…怖いです。)この医者がだめなら次は内分泌の専門医に予約をとるつもりです。

低脂肪の食事を始めて5日目です。食事のあとは食べ物がすべて胃のなかにあるような苦しさで、毎回の食事が憂鬱だったのですが、消化酵素なしでもだいぶ楽です。まだときどきじんわりした違和感がありますが、これなら文句は言えません。カフェイン・炭酸・ミルクもダメなのが体験でわかっていますから、みなさんのお仲間に公式に入れていただく日も近いと思っています。お医者さんの検査ができましたらまた報告させていただきたいと思っています。

状態が一番悪かった去年の夏には、あと半年生きられるかと思い絶望しました。でもやっと戦う相手が見えてきたようにな気がします。神様にいただいた時間、自分を律してしっかり生きようと思います。
思いのまま書いていたらこんなに長くなってしまいました。すみません。でもみなさんありがとうございました。

_ ひでお ― 2006年05月29日 13時13分16秒

yukiさん>

症状と経過は私に良く似ています。私は長いこと頑固な腰痛があり、整形外科や鍼灸、マッサージに通っていましたが、膵炎の治療を受けるようになってからは、かなり収まっています。

脂質、刺激物、消化の悪いものを食べると腹痛や下痢が起こるというのも同じです。牛乳、バター、マーガリン、アルコール、炭酸、コーヒー、紅茶、肉類、香辛料、スナック菓子、インスタント食品、揚げ物、コンビニ弁当・・・みんな駄目です。空腹になりすぎても満腹になりすぎても痛みます。胴体(特に腹部)に衝撃を受けたときにも腹部深くに強く鈍い痛みを感じます。これらの症状は膵臓が悪いことを示唆しています。

インターネットや本で膵臓の専門医を見つけ、受診されることを強くお勧めします。リパーゼやトリプシンは、膵臓が悪いのではないかと強く医師に伝えないと調べてもらえないようです。私のように高すぎるタイプもいますし、低すぎるタイプもいます。どちらも膵臓に異常があることを示しているそうです。

_ さゆりん ― 2006年05月29日 15時07分47秒

YUKIさん、こんにちは。
もし、都内在住でしたら、私のかかりつけの病院を紹介したいと思いましたが、なにしろネットなので、全国範囲ですよね。。(世界規模)
もし、都内だったら、お教えしたいと思います。
私も、24歳だったか?な、慢性膵炎の発作(急性と同じ)で、病院に運ばれて、慢性膵炎と診断されました。あれから、6年。症状は少しずつ変わりつつありますが、その分、進行しているようです。(苦笑)
膵炎と診断されてから、体の不調が続き、大きな大学病院を何件もはしごしましたが、アミラーゼ、リパーゼの数値に異常はありませんでした。
結果、逆流性食道炎と診断されました。
しかし、フォイパンと言う薬をやめると膵臓が痛くなることが判明し、口コミで有名な膵臓の権威を紹介され、診察してもらうと、やはり膵炎でした。
というのも、アミラーゼ、リパーゼの反応は無くても、炎症反応があるのと、微熱、そして、触診、これは、胃の奥を自分ので押しても、痛いはずです。触診が激痛になります。
おなか(おへその周り)も自分で押してみて、違和感もしくは、膵臓に抜ける痛みを感じます。
ご自分で押してみて確認してみてください。(強めに)
軽くだとわかりにくいです。おなかの力を抜いて、指三本を5センチくらいはおなかに押し当てて膵臓に激痛が走ると、膵臓がはれていると私は自分で確認していますし、担当医もそういしています。
なにしろ、お近くの膵臓の名医にめぐり合えることを祈りばかりです。
私は結局10代からの膵炎の症状があり、今では血糖値のコントロールが難しく普段の生活にてんてこ舞いです。気丈な性格でまだなんとか暮らしていますが、さすがにいろんな症状がでるとまいります。先週は帯状疱疹と痔になり、もう、膵臓も痛いし、踏んだりけったりでした。口コミでいい名医をお探し下さい。
お互いに大変でしょうが、どのような病気かはっきりしないと不安ですよね??わかります。
孤独だし、不安でしょうが情報交換して病魔を吹き飛ばしましょう!!

_ 太郎 ― 2006年05月29日 15時44分59秒

私も同じような症状をもっています。目が覚めた時はどうしても右(私は右です)を下にして猫のように寝ています。ドクターショッピングをしておりますが、血液検査(アミラーゼ・リパーゼ等)は異常なく、すい臓ではないかと言うことでCTやMRIによる検査も行いましたが、異常がないので医者からいやな顔をされています。しかし、毎日、腹痛、背腰痛、下腹部痛と大変です。痛みがある時は食欲もなく、体にかなりの疲労感を感じます。体重もすでに63キロから57キロに減り(伸長175)、食事は野菜を中心にしており、脂肪を避けています。あれだけ好きだったアルコールも受け付けません。変わったことといえば、少し喉が渇き、甘いものが食べたくなったということです。でも血糖値は正常です。県病院や県病院にいた医者にも見てもらったのですが異常がないと言われます。薬も出されませんでした。本人はとても悩み苦しんでいるのに、様子を見てくれと言われるのみ。確かに症状は悪化して来ているようです。今度は何処の医者へ行こうか途方に暮れています。

_ オランジュ ― 2006年05月29日 22時16分08秒

はじめまして、以前からよくこちらのブログを
拝見させていただいております。
(オランジュと申します、現在35歳です)
私は24歳の時はじめてヨーロッパに行って帰国してから原因不明の腹痛に悩まされてきました。
他の方と同じくドクターショッピングの果て
現在の主治医に出会えましたがその時は本当に
精神的に参りました。
その後フォイパン投薬、FOY(点滴)投与を
3ヶ月ほどして数値は正常値に戻りました。
その後10年ほど膵炎は発症しておりませんでしたが
今年の3月初旬から、懐かしい痛みの波が
きました。すぐさま血液検査するとやはり膵炎でした。
今回は10年前より数値的にはましなので
フォイパン投薬のみで点滴はしないで
食事療法でしたが今日直近の血液検査の結果が
でました。アミラーゼ42、尿アミラーゼ391
リパーゼ31です。数字は上々なのでほっとしました。
私事ではありますがこの秋3人目のこどもが
産まれる予定ですが、最近自分自身の寿命が
気になってしょうがない時もあります。
家内に内緒で生命保険に入っておこうかとか・・(笑)

長文になってしまい、すみません。
いずれにしてもはやくいい主治医とめぐり合えることを
祈ります。

_ カオル ― 2006年05月29日 23時22分14秒

Yukiさん。最悪の状態の時にあと半年生きられるかと思われた、というのは私にも身に覚えがあります。1回目のアタックの時ですが、激しい痛みを感じながらも子供とキャンプに行く予定を立てていて、出発の日の朝の食事中に、子供が元気にはしゃぐ様子を見て「キャンプもこれが最後かな」と思って泣き出しそうになりました。その時は私も無知で、脂質も全く制限していなくて(痛みで全然楽しめないわけですが)キャンプに行ってもウインナーの油炒めなどをボリボリ食べていました。原因もわからないような異常な痛みがずっと続くというのは、本当に気持ちを滅入らせます。痛みそのものより、その「回復の望みがないように思われる感じ」がきついのだと思います。
診察の前に高脂質のものを摂ってみようか、というお話でしたが、病状をお伺いした限りでは膵炎の症状のようで(しこりについてはわかりませんが)、もしそうだとすると、お子さんのためにも御自分の体を痛めつけるのはあまり得策ではないのではないでしょうか。例えば今の病状を訴えて(医者の前で口頭で詳しく説明するのは難しいかも知れませんので、紙に書かれて渡されてもいいのではないでしょうか。)、膵炎の処方をしてくれるようにお願いする方がいいと思うのですが・・・・。錠剤ではフォイパンがよく処方されます。また、点滴ではミラクリッドやフォイというのがされるようです。これらはあまり副作用もないようです。
さしでがましいことを言うようですみません。
Yukiさんの体調が少しでも改善することをお祈りしています。

_ yuki ― 2006年05月30日 15時18分33秒

ひでおさん、
びっくりです。私も10数年来の腰痛もちです。カイロや鍼、マッサージ、ヨガ、何をやってもよくなりません。
食べ物もひでおさんが書いてくださったものはすべてダメです。とくに4年くらい前からひどくもたれるようになりました。神経質とか変わっていると思われたくない一心で、人前では普通の顔して少しつまんだりして、あとで苦しんでいました。主人にはもっと手を抜きなさいと言われるのですが、買ってきたものを食べると次の日が辛いので…。最初の発作の朝は、食欲がなくてチーズとミルクティーだけ飲んで出かけた直後に起こりました。胃にやさしいと思い込んで使っていたものが痛みの原因だったのですね。
それに子供を抱くと、みぞおちの奥がいやな感じに痛いです。飛び降りたりしても同じです。ご親切にありがとうございました。ひでおさんもお大事になさってください。

さゆりんさん、
お腹を押すと痛いのはおっしゃるとおりです!1年前ほどに気づいてお医者さんにも伝えたのですが、ほとんど無視されたようなものです。私はおへその周りに加えて盲腸のあたりもとてもみぞおちに響きます。
実は国外に住んでいます。こちらにはもう12年も住んでいるのですが、具合が悪くなって初めて日本との医療体制の違いに驚き、どう対処していいものか困っていました。あと数件の消化器の専門医に予約をとってみますが、加えて秋口には日本に検査に帰る予定です。実家が都内(練馬区)なので、もしもよろしかったらさゆりんさんのかかっていらっしゃる病院を教えていただけないでしょうか。予約が取れるか伺ってみて日本行きの日程を決めたいと思います。
お若いのに帯状疱疹もたいへんですね。体力が落ちていらっしゃるのかもしれないですから、くれぐれもご自愛くださいね。

太郎さん、
痛みがあると体重がどっと減ってしまって、がっくり来ますよね。食事をするだけでも疲れますよね。こんなに苦しいのにどうして検査にでないのでしょうか。それでも訴え続けるとまるで精神病のような目つきをされ、辛いです。もっと医学がすすんで、いまの技術ではわからない少しの変化でも検査できるようになるといいですが。検査のまえに暴飲暴食で数値があがるものならやってやりたいとまで思いました。よいお医者さんが早く見つかりますように。

オランジュさん、
きちんと投薬を受けて食事療法をすると数値はもどるものなのですか。体調はいかがですか。赤ちゃんが生まれると上のおふたりのお世話も加わっておとうさんもたいへん。どうぞお体に気をつけて乗り切られてください。子供が小さいとやはり寿命が気になりますよね。せめて子供たちがひとり立ちできるまではなんとしてもがんばらねば、と思います。だからこそいまの症状の段階でなんとかしたいと思ってあせっているのですが、うまく行かないですね。でもおかげさまでなんだか希望が持てました。ありがとうございました。

カオルさん、
ご指摘ありがとうございます。そうですね。ばかみたいなことをして動けなくなったらまた子供たちが悲しみますものね。私の発作のときは5歳の長男の精神状態が不安定になります。きちんと先生に話してみます。しこりに気づいてからもう1年以上だし、その間にもエコーやらCTスキャンをやっていて異常なしなので、しこりに関してはまったくわかりません。去年の夏に我が家もキャンプに行きました。立っていられないくらい辛い時期だったのですが、そのときにはもう最後かもしれないと真剣に思っていましたから、いまみなさんにこうしてお話しを伺えるのは幸運とも言えると思います。
カオルさんをはじめみなさんが貴重な時間を費やしてこんなにも真剣にお返事をくださって、感謝の言葉もありません。ありがとうございました。

いままでのどのお医者さんよりみなさんのお言葉のひとつひとつに救われた気がします。
インターネットはすごいですね。どんなに離れた方たちともこんなふうにお話しできるとは夢のようです。

_ ひでお ― 2006年05月30日 17時08分54秒

yukiさん>

国外にお住まいだと食べ物には苦労されるのではないかと思います。私は以前、何も知らずに、今思えば脂質の多いものをかなり食べていましたし、体調が悪いと何とか元気を出そうと栄養ドリンクを飲んだり、コーヒーを何杯も飲んだりしていました。(実は栄養ドリンクにはカフェインとアルコールが含まれていますから、膵臓には最悪の飲み物だったのです。)

調子が悪いときは、胃に食べた物が溜まって出て行かないような感じになり(もたれる、というべきでしょうか)、非常に苦しい思いをしました。腹痛はする、胸焼けはする、舌は白くなる、下痢はするで大変でした。

食べ物の基本は、脂質が少なくて消化の良いものです。主食はお粥とか白パン、うどんなどです。餅やラーメン、ハンバーガーなどのジャンクフードは禁止食品です。バターの入ったパン(ほとんど全部です。)、菓子パンも禁止です。魚は白身魚、せめて赤身魚で、うなぎは禁止食品です。肉類はほとんどが禁止食品で、食べられるのは鳥ささ身と豚ひれ肉ぐらいでしょうか。ハム・ベーコン・ソーセージの類は禁止です。卵は生卵もゆで卵も消化が悪いそうです。食べるなら温泉卵に限ります。乳製品はほとんどが禁止です。無脂肪乳は大丈夫なようですが、膵臓が悪い場合、乳糖不耐症であるケース(私の子供です。)があるので、牛乳を飲んでお腹がごろごろするなら避けたほうが良いでしょう。豆類は硬い皮のあるものが禁止です。食べられるのは豆腐、高野豆腐、きなこなどです。野菜は良く煮た物に限ります。竹の子やごぼう、レンコンなど繊維の多いものは消化が悪いので禁止、うど、せり、にらなど香りの強い野菜、生野菜は刺激が強いので禁止です。私はネギもだめでした。果物は大体大丈夫ですが、柑橘類は刺激が強いので禁止、干した果物は消化が悪いので禁止です。アルコール類と油類はもちろん禁止。甘いお菓子やチョコレート、スナック菓子、コーヒー、紅茶、たばこなどの嗜好品も禁止です。油うを使う揚げ物や炒め物も禁止、調理法は蒸す、が基本で煮る、焼くの3種類しかありません。

かなり制限が多くストレスが溜まりますが、これぐらい徹底して、ようやく私は痛みが薄れてきました。

_ カオル ― 2006年05月30日 22時48分56秒

yukiさん>
私のブログも国際的になってなんだか嬉しいなぁ・・・
冗談はさておき、失礼ですが、海外というのはアメリカでしょうか。
(もしアメリカだとすると・・・)
アメリカには「国際膵炎協会」などの患者の会があっていろいろな情報が載っていたり、膵炎患者のメーリングリストもいくつかあります。
http://www.pancassociation.org/
http://www.thepancreatitisplace.org/aboutus.html
私の受ける印象では彼らの病状は本当にひどい場合が多く、麻薬がないと耐えられないということをたびたび目にします。(逆にあまり痛みを訴えると麻薬欲しさの芝居か、と思われることもあるようです。特にアルコール性の場合は偏見があり自業自得と見なされて相手にされないこともあるようです。)私は食べ物が影響しているのかなぁと思っています。また、アメリカの場合、どうもフォイパンなどの蛋白分解酵素阻害剤があまり使われていないように思いますがどうでしょうか。yukiさんも御自分で試されたようですが、酵素阻害剤ではなく、消化酵素そのものを投与して膵臓の負担を減らすというのが多いようです。(あくまでも印象ですが。)先日申し上げたミラクリッドやフォイも蛋白分解酵素阻害剤です。
http://www.okusuri110.com/biyokibetu/biyoki_00_00frame.html
ミラクリッドの点滴は私には劇的に効きました。他の方からも初期の場合は良く効くと伺っています。

一度お尋ねになってはいかがでしょうか。
(勝手に仮定の話で進めてすみません・・・・・・もしよその国ならば、この話はただのタワゴトということで聞き流してください・・・・・ね。)

_ yuki ― 2006年06月01日 01時47分14秒

カオルさん、

はい、今住んでいるのはアメリカです。カリフォルニアのサンフランシスコの近くに住んでいます。カオルさんがおっしゃっているとおりのようです。日本と違って風邪などで医者にかかるお国柄ではありませんので、医者に行く、ということは普通は相当ひどいことになってからのようですね。たぶん高額な医療費と保険料の問題だと思います。うちでも胃カメラで4万円、超音波検査で3万円、CTスキャンで5万円ほどが自己負担でした。保険がなかったらいくらだったのかは忘れてしまいました。保険があっても年間20~30万円までは個人負担だったり、安い保険だと検査のOKがでなかったりします。健康保険料自体がただでもとても高いので保険のない人もたくさんいるようです。我が家では十分な保証の保険に加入したいので会社の保険に加えて月に5万円ほど追加で払っている現状です。

フォイパン錠(メシル酸カモスタット)とミラクリッド(ウリナスタチン)というのをサーチしたのですが、英語名を見つけることができませんでした。教えていただいたサイトもざっと見せていただきましたが、私が探してきたような消化酵素を自分でお店で買ってくるようですね。とくに処方されるということもないみたい。今日の午後にお医者さんに行きますので、それも詳しく聞いてきます。
いろいろ詳しくありがとうございました。ほんとうに心強いです。どうぞまた教えてください。


ひでおさん、
いつも詳しくありがとうございます。この場で読ませていただくだけではもったいないです!カオルさんのサイトを訪れた膵炎初心者が見れるようなところにセーブできたらいいのでは?なんて思います。
アメリカは体重オーバーな人々の国なので、無脂肪の食品をみつけるのは日本より簡単かもしれません。(味はそれなりではありますが。)昨日は無脂肪のマーガリンも見つけました。

ひでおさんのおっしゃったものはまさしくダメですね。というか、食べる気がしないのを無理に食べていたという感じでしたが。ずいぶん前から朝起きたときにはとくに舌が真っ白で気味が悪いと思っていました。低脂肪食を始めて10日ほどですが、痛みもほとんど無視できるくらいになりました。それにこの2日くらい前から舌がピンク色になってきています。やっぱりこれだった~!という感触です。

お話しを伺った感じでは私の症状は“ひでおさんタイプ”でしょうか。なんだかよく似ています。
私個人では野菜の繊維にはまだそんなに反応していないようです。ただ脂肪分に関しては20gくらいで痛みがでてきてしまうので、しばらくは相当の低脂肪でがんばらないといけないようです。カロリー計算や料理はそこそこできるので、いまいろいろ研究中です。とりあえずマクロビオティっクをアレンジしたものから初めてみようと思っています。おいしくて膵炎にぴったりな料理が見つかったらご報告しますね。ほんとうにありがとうございました。

_ カオル ― 2006年06月01日 22時44分57秒

ふーむ。聞いてはいましたが、アメリカの医療費の高さは凄まじいですね。指導管理料どころではありませんね。保険が効いて胃カメラやCTがその費用だと滅多に病院にいかなくなりますよね。透析などどうなっているのでしょうか。3月に亡くなった父は透析をしていましたが、年間1000万円を越える医療費がほぼ全額保険でした。アメリカから見れば皆保険制度の日本はパラダイスかもしれません。今まで給料からひかれる保険料を高いと思っていましたが、ちょっと考えてしまいます。
ありがとうございました。

ひでおさんの情報はやはりすごいですね。体験談をまとめてホームページに転載させていただこうとは思っていたのですが、すそ野がひろくて手がついていない状態です。ひでおさん、どこかでまとめてホームページかブログを作られませんか?(そこへ私がリンクを張らさせてもらいます。へへ。)

_ ひでお ― 2006年06月02日 09時19分37秒

どなたかが以前に書いておられましたが、ノンオイルマヨネーズを見つけました。なかなか旨いです。メーカーは理研ビタミン株式会社、脂質ゼロです。原材料は醸造酢、でん粉、還元水あめ・・・などとなっています。1食分(15g)のエネルギーは13kcal、蛋白質0.2g、コレステロール0mgなどと表示されています。
http://www.rikenvitamin.jp/products/nonoil/index.html

カオルさん>
私はあまりにも書きすぎて自分ではとても整理できません。どこに何を書いたかさえ分からなくなっています。パソコンの世界は良く分からずHPやブログの管理は出来ないので、なんとかよろしくお願いします。(^^;

yukiさん>
膵炎向けレシピ、期待しています。何せ我が妻は料理が苦手なので、なるべく簡単で美味しいやつを。(^^

_ カオル ― 2006年06月02日 22時47分56秒

ひでおさん、いつもありがとうございます。では私の方でひでおさんのコメントをつなげて体験談にまとめさせて頂きたいと思います。すぐには出来ないかもしれませんが、どうか気長にお待ちください。
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