慢性膵炎な私の毎日（初代）

アメリカに「国際慢性膵炎協会」 Pancreatitis Association Internationalという私的団体があります。
http://pancassociation.org/
そのページやメーリングリストで患者さんのメールを読んだりすると、慢性膵炎といってもいろいろだなぁと感じます。
痛みが強烈でとても仕事などやっておれない時はいろいろと最悪のことを想像してしまいますが、アメリカで膵炎のために社会生活を送れない患者さん達に行われている一つの治療に、膵臓全摘・膵島自家移植があります。これは痛みの元である膵臓そのものを摘出し、そのままでは糖尿病になるので、膵島だけを抽出して自分の肝臓に移植するというものです。膵臓の一部だけを切り取る手術も行われているようですが、「ええい、こんな膵臓、もういらん！」という痛みの時にはこの手術を受けてみたいと思ってしまいます。ただし、自家移植した膵島がきちんと機能するかはケースバイケースで、またその期間についても個人差があるようです。
ミネソタ大学にサザーランド教授というすごく評判の良い先生がおられます。

先頃京都大学で膵島の生体移植が行われ世界的なニュースになっていますが、京大の先生もこのサザーランド教授のもとで研究されたそうです。