慢性膵炎の薬(その6)
消化酵素の代わりをする(その1)
名前(商品名) | リパクレオン |
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主 成 分 名 | アミラーゼ・リパーゼ・プロテアーゼ |
製 品 一 覧 | 日本では2011年8月の新発売の製品で、ジェネリックは出ていない模様です(2012年3月現在)。 |
効 能 な ど |
「総合消化酵素剤」、「消化酵素複合剤」などと呼ばれています。膵臓から分泌される消化酵素(アミラーゼ、リパーゼ、トリプシンなど)をこうした薬によって補うことで膵臓の負担を軽減するという狙いで使われるようです。 従来は後述のベリチームなどが使われていましたが最近日本でも使われるようになったこの薬は効能が従来のものよりも数段優れているようです。「パンクレアチンと比較して、単位重量あたりリパーゼで約8倍、プロテアーゼで約7倍、およびアミラーゼで約6倍の力価を含有しています」と新製品案内のページにあります。また、従来の消化酵素複合剤は、かなり進んだ慢性膵炎(非代償期)の場合には常用量の3倍から12倍の服用が必要で、多すぎるため患者さんが毎回きちんと適量を服用し続けることが困難であったのが、この薬は服用量が少ないので適量を飲み続けることが容易である、という点でも優れているようです。 海外では80カ国で既に処方されていた、とのことです。 薬価は1カプセル31.6 円となっており、ベリチームの7.0円の4倍以上となっています。 |
備 考 |
酵素の代わりをする(その2)
名前(商品名) | ベリチーム、タフマックE、ポリトーゼなど |
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主 成 分 名 | 消化酵素 |
製 品 一 覧 | 「ここカラダ」では50以上の製品が紹介されています。 |
効 能 な ど | 従来からある総合消化酵素剤です。 |
備 考 |