慢性膵炎な私の毎日(初代)

2005年5月~2007年2月にかけて、体調が最も悪かった時期のブログです。

ERCP2005年07月01日 22時33分01秒

慢性膵炎の検査にERCPというものがあります。
「内視鏡的逆行性膵管胆管造影法」というものだそうで、膵臓から十二指腸に膵液が出てくるときの出口に、十二指腸方向から逆に細い管を入れて膵臓の中に造影剤を注入し、レントゲンを撮るという方法らしいのです。
膵臓から外へ膵液が流れている(膵液は膵臓から出た時に初めて活性化されて消化力を持つようです)のですが、この検査は十二指腸から逆に膵臓に管を通し、造影剤を入れるから「逆行性」ということのようです。そのときに、一度外に出て活性化した膵液が入り口を逆流してまた膵臓に戻るので、急性膵炎を引き起こすことがあるようです。
フォイパンを点滴で注入しながら行う、と主治医は教えてくれました。

内視鏡を扱うのがヘタな医師だととんでもないことになりそうです。

以下は今年の記事です。
「神奈川県立病院で内視鏡的逆行性膵(すい)管胆管造影法(ERCP)検査後に膵炎で死亡した横浜市内の男性(当時五十歳)の遺族が、県に約1億 6300万円の損害賠償を求めている訴訟で、県が遺族に8千万円を支払うことで横浜地裁で和解が成立する見通しであることが二月二十八日、分かった。」

医療事故をいちいち恐れていては治療はできないのでしょうが、やはりあまり受けたくない検査ではあります。
 
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_ りょう ― 2006年07月11日 00時22分45秒

ERCPを一昨年やりました。泣きながらやりました。
終わってから血中アミラーゼが上がりました。肝機能が上がり体が非常に重かったです。
MRIで判断つかないのでしょうかと思いました。

_ カオル ― 2006年07月11日 21時25分24秒

そうですか。本当に改善が望まれる検査法でしょうね。医師も尻込みするわけですね。内視鏡の手技の訓練というのは、人体実験以外にないのでしょうか。本物そっくりの人工内臓とか。他の動物で実験するとか。

_ ゆーこ ― 2006年07月31日 10時46分24秒

はじめまして。
現在主人が慢性膵炎と膵結石と診断され
入院中です。(二週間経過)
その間に二度の破砕を受けたのですが
ほんの少しかけたぐらいなのでしょうか?
劇的な変化はまだ見られません。
しかし、以前より痛みも減り顔色もよくなったので
結果は良好なのかと思っていますが・・・。
今日の午後からERCPとかいう内視鏡の検査を
するといわれました。
先生もこの検査はあまりやりたくないのだが
レントゲンではあまり確認が取れなかったので・・・
との事。
詳しいことや今後の見通しがあまり聞かされていないので本人も私も不安が一杯です。
ただ週末には外泊が認められるので大丈夫なのかな?という気持はしてますが・・・。

今後具体的にどのような治療をしていくのか又
これから病気とどのようにすごしていくのかを
アドバイスしていただけると嬉しいのですが・・・。

よろしくお願いします。

_ カオル ― 2006年07月31日 21時11分36秒

ゆーこさんはじめまして。ご主人のこと、さぞご心配かと察します。痛みが軽減されたことはよかった ですね。何より痛みが気分を参らせますので、少しでも軽くなることにも大きな意味があると思います。。ERCPはダメージ少なく行われておればよいです ね。何かとやっかいな検査のようですが、膵臓の様子を的確に見るにはこの方法が一番適しているようで、仕方がないのでしょうね。
今後の治療等についてアドバイスをということですが、残念ながら私は素人なのでお答えする資格も能力もありません。ただ患者の立場としての膵炎 とのつき合い方やいくつかの体験談については、このブログの内容を(少し)整理したホームページhttp: //www.ne.jp/asahi/culture/center/
を作っておりますので、ご参照ください。多少は参考になることがあるかも知れません。

慢性膵炎は、一般的には長期戦になりますので、食生活など日頃の節制や養生が大切なようです。

ご入院ということで現在はお辛い状態だと思います。お早い回復をお祈りしております。

_ ゆーこ ― 2006年08月01日 00時45分45秒

カオルさん
ご丁寧にありがとうございました。
今日無事にERCPの検査をしました。
前回一度試みたものの膵管と胆管の狭窄がひどく
断念した経緯があります。
しかし今回は二度の破砕の効果があった様で
狭窄も多少改善され無事に『鼻からチューブ』を
やることが出来ました。(笑)
先生曰く『この調子で痛みが軽減され、チューブをとっても痛くならないようなら三回目の破砕を考えて見ましょう。そしてその後は投薬と食事療法と定期的な検診でいけるのでは?』とあくまでも希望的観測でおっしゃってくださいました。
ただ、まだ腫瘤形成性膵炎なので今後は自宅近所の
(紹介元)病院に行っても良いのではといわれました。
このことが何を意味するのか今日の説明ではチョット
判らなかったのですが、ひとまず手術は免れそうなのでチョット安心しています。

慢性膵炎についての情報が本当に少なく
こちらのサイトには本当にお世話になっております。
まだまだ今後も参考にさせていただくことが沢山あることと思いますがどうぞよろしくお願いします。

_ ゆーこ ― 2006年08月01日 10時47分08秒

たびたび質問で申し訳ありませんが・・・。
今朝主人から『相変わらず鼻チューブで点滴して
絶食なんだけど・・・なんで食べないのに鼻チューブなんだろう?』とメールが来ました。
食事をすると膵液がたくさん出てそれがきちんと
流れないため痛くなると思っているので、チョット
判らないのですが・・・。
膵液を取り出すことはどういった意味があるのでしょうか?(本人には先生に聞くように言いましたが)

_ カオル ― 2006年08月01日 22時16分54秒

膵臓が炎症を起こしており、それが落ち着かないままの状態で膵液が流れると刺激になるのかな?詳しくはわかりません。やはりお医者に聞かれる方がよいと思います。

_ ケロ ― 2006年08月04日 10時22分41秒

はじめまして。私もERCP受けましたが、検査というより膵臓の奥にある仮性のう胞をとるためで、ゆーこさんの旦那さん同じように5日位鼻チューブでした。たぶん治療の目的も違うと思いますので、お医者さんに聞かれるのが一番かとおもいますが…
私の場合、2回しましたが、主治医の腕がよかったのかアミラーゼの値は1000超えましたが痛みなどはなく、後で調べるまでこんなに大変な検査だとおもいませんでした(; ̄ー ̄川

_ カオル ― 2006年08月04日 21時07分18秒

はじめまして。コメントありがとうございます。ERCPでもあまりダメージがない場合というのがあるのですね。痛みや後遺症があるのと、ケロさんのようにあまり問題がない場合とどっちが多いのでしょうね。大抵はケロさんのような感じなのかもしれませんね。
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