慢性膵炎な私の毎日(初代)

2005年5月~2007年2月にかけて、体調が最も悪かった時期のブログです。

HP・今回の更新 ― 2006年01月31日 19時56分43秒

メールで頂いていたmanaさんとayuさんの体験談をHPにアップロードしました。他の方についてはもう少しお待ちください。
 

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_ ジーター ― 2006年02月06日 19時15分44秒

愛知県に住む48歳の男です。平成16年に慢性膵炎で2度入院しました。14年頃から鈍い痛みが消 えず悩んでました。私も酒が好きでしたので、禁酒は大変つらく、宴会の時などひそかに飲んでますが、続けて飲むとてきめんに痛くなります。全く厄介な病気 になったものですね。できればいろいろな体験をしてますので、メル友になってください。

_ カオル ― 2006年02月06日 22時07分44秒

ジーターさんはじめまして。コメントありがとうございます。本当に厄介な病気ですね。こんな病気に なるなんて、一体何なんでしょうか、って思いますが、まぁ、治らないものはしょうがないか、と開き直ってもいるところです。で、いろんな意味でいかに上手 にこの病気とつきあうか、ということを探っているところです。ブログのおかげで最近は仲間が増えたような気がしています。こちらこそよろしくお願いしま す。

_ ジーターです ― 2006年02月07日 13時33分17秒

カオルさん返信ありがとうございました。私の体験談は慢性膵炎以外にもいろいろありまして少しづつ メールしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。カオルさんのHPにもありましたが私もいろんな病院に行ったり、市民病院で胃カメラを飲ん だりしてもなかなか解りませんでした。約2年間時には鈍く、時には鋭い痛みに耐えながら、それでも毎日お酒は飲んでいたのだから今から思えば自殺行為です よね・・そして一昨年の3月にもう何も食べられず、下痢と嘔吐が続いてもうこれはアカンと思い市民病院に担ぎ込まれました。そしてようやくCTや、MRI を撮って膵炎の疑いがあるという診断を受けました。ただあとから女房に聞いたのですが、このときはかなり危険な状態だったらしくこのまま痛みが引かず、点 滴の効果もなければ、最悪の事態も覚悟しておいてくださいと言われたそうです。幸い約1週間の絶食しての点滴治療が効いて何とかおなかの痛みも消えました のでヨロヨロしながらも退院することになったのが3月の末でした。しかしこれは今から思えば<始まりの終わり>にすぎなかったのです。続きは次回のメール にて・・・

_ カオル ― 2006年02月07日 20時00分11秒

とても辛い体験をされているのですね。原因がはっきりしないというのが厄介なところですね。アルコール性ということですが、ビソルボンは試されていますか。私の場合はこの薬のおかげて、なんとか仕事が続いているのではないかと思っています。

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/mdps/370207

また都合の良いときに続きをお願いします。

_ ジーター ― 2006年02月08日 18時24分25秒

カオルさんこんばんは、多分私の場合はアルコールとストレスの両方ではないかと思います。現在はフォイパン
錠を飲んでいます。何とか効いているんじゃあないかと思います。さて前回のメールの続きですが、3月に入院中にCT撮影で肝臓に小さな腫瘍らしきものも見 つかったんですが癌の兆候及び症状はなかった為とりあえず通院して様子を見ようということになりました。それからは私の馬鹿な証明になってしまうんです が、嫁さんに隠れて夜中にウイスキーを飲んだり、宴会やゴルフ場で酒を飲んでいました。そしてお盆の最中にまた激しい傷みで一晩中眠れず、食べたものも吐 いてしまいまたもや再入院となってしまいました。先生や看護士さんには烈火のごとく怒られまして、アテネオリンピックはほとんど病院のベッドで点滴を打ち ながら見てました。それでも何とか痛みが治まり食事もできるようになった頃主治医の先生によばれました。・・・続きはまた明日以降に・・・

_ カオル ― 2006年02月08日 21時06分49秒

やはり禁酒は難しいのですね。でもこの病気の場合、まさに致命的なようです。進行を止める治療法さえ見つかれば明るく飲める日がやって来ます。その日まで待ちましょう。

_ ジーター ― 2006年02月09日 19時54分53秒

こんばんは昨日の続きです。膵炎にて2度目の入院中に再度CTとMRIを撮ったのですが春よりも肝 臓にあった腫瘍が大きくなっており、もし癌であるとほっておくのは危険であり専門の癌センターで精密検査をうけるようにという指示でした。ただし肝臓癌の 人は9割以上がB型か、C型肝炎にかかっているケースが多いのですが私はそのどちらでもないため診断がむずかしいといわれました。でも肝臓癌の疑いありと 言われただけで頭の中は真っ白になりました。ただしもし癌であっても転移はなさそうなので切って取ってしまえばとりあえずは大丈夫ではないかといわれたの がせめてもの救いでしたが、慢性膵炎だけでもやっかいなのに、精神的にまいりました。ただ私の場合会社を経営しており長男もまだ大学生のため今死ぬわけに もいかないなあと漠然と思ってました。そして女房とも相談のうえ自分の会社の従業員には検査入院するけれど、もしかしたら胆石を取るかも知れないと嘘を 言っておき外部には知らせないように打合せを幹部社員としてからその年3度目の入院となりました。今日はこのへんで・・・

_ カオル ― 2006年02月10日 22時50分44秒

どうしてなのか、膵炎の方は他の病気をよくもっておられますね。バランスが崩れるとあちらこちらが 傷むのでしょうか。私は30代初めの頃、過労で倒れて(病名は伝染性単核球症)3週間くらい入院したことがケチのつけ始めだったかなぁ、と。本当のところ はわかりませんが・・・・

_ ジーターです ― 2006年02月13日 19時46分50秒

こんばんは、3度目の入院生活は9月の初めに始まりました。もう検査の連続でしたが、もう受けた検 査を繰り返すのは本当に苦痛でした。(肉体的にも、精神的にも)しかし自分の命にかかわることですから文句もいってられないですよね。土日になると外出許 可をもらって会社に顔を出したりしながらごまかす日々でしたが、勘のいい社員は普通ではないことに薄々きずいているようでしたね。でも自分のまわりは全て 癌患者ばかりで、手術できる人はまだ本当に恵まれているということがわかりました。検査の結果はっきりとは断定できないものの、限りなくクロに近いという ことで手術をすすめられました。同じ病棟に私を含めて全く同じ限りなく肝臓癌の疑いがあるものの断定できない人が驚いたことに3人もいました。女房と相談 したのですが、彼女はあっけらかんとしたもので切れば治るんだから切ってもらいなさい。と簡単にいいました。確かに将来癌化した場合取り返しのつかない可 能性が高いので私も決断しました。ちなみにその3人のうちの一人は全く自覚症状もなく70歳過ぎの方でしたのでこれまたあっさりと手術を拒否して退院して しまいました。なかなか完結にいたらず申し訳ありませんが今日はこのへんで失礼します。

_ カオル ― 2006年02月13日 20時19分19秒

いつもありがとうございます。なんだかすごい展開になりそうですね。ジーターさんの体験談、これまでの分、私のHPに転載させてもらってもいいですか。これから先はその都度というふうにしたいと思いますが・・・

_ ジーターです ― 2006年02月14日 12時32分50秒

どうぞ載せてください。いろんな情報を私も知りたいですから・・・さて昨日の続きですが、手術前は 変な気持ちでしたね・つまり<どうせ切るんだったら癌でなければ損をするような気もするし、当然ですけど癌でないという確かな検査は出来ないのだろう か?>ただ一つだけ心のよりどころは<すぐに自分の命が燃え尽きる状態ではない>という点だけでしたね。そして2004年9月28日に手術を行いました。 当日は麻酔関係の注射がやや苦痛に感じただけだけで目がさめたら意外とあっさりと終わってしまったというのが正直な感想ですね。実は私は20代のときに急 性十二指腸穿孔腹膜炎で緊急手術をした経験があり、その時に比べれば医学の進歩も当然あるわけでしょうけれど、ずいぶんと術後は楽だなあと感じました。集 中治療室に入っていたのが2日ぐらいだったと記憶してますし、すぐに歩きなさいと言われても最初はヨロヨロしてましたけどもじきに体力が回復してくるのが 実感できました。隠しておいたタバコを隠れて吸ったときの味は格別でしたね。ただ病理検査の結果は10日ほどたたないと教えてくれないため結局執刀医の先 生に呼ばれたのは退院の2日ほど前でした。そしてドキドキしながら効いた結果は、<非常に珍しいケースですがやはり癌でした>といわれました。もし慢性膵 炎で入退院を繰り返していなかったら、かなり進行してからでないとわからなかったでしょう。といわれたときは、自分が不運なのか幸運だったのか一瞬考えま したけども、<人生何が幸いするのかわからないなあ~>というのが正直な感想でしたね。ただ膵炎が治ったわけではないですし、再発癌の恐怖ともこれから一 生付き合うわけですから今まで好き勝手に生きてきたツケを精算していくんだなとかんじました。ただ商売柄いやいや入っていた癌保険やら生命保険等には本当 に助けられました。入院費用等で約65万ほどの費用でしたが、保険関係が約200万ほど入りました。いい忘れましたけれど私は根っからのバクチ打ちであり まして、いろんなギャンブルはほとんど負けばかりなんですが生保、損保に対しては<常勝>なんですよ・・・(それがいいことなのか、悪いことなのかはべつ にして)これから先は自分の人生観みたいな話になっていきますが我慢して付き合ってください。それでは今日はこのへんで失礼します。

_ カオル ― 2006年02月14日 21時27分10秒

本当に不幸中の幸いでしたね。内臓内の怪しい腫瘍が悪性か良性かということが、とってみないとわか らない、というのがなんだかじれったいですね。慢性膵炎では膵臓癌のリスクが高くなるようですが、万一罹ったら初期の段階でパッとわかるようになればいい んですけど。体温計に付属の機能がついているとか・・・・・・。
転載の件、ありがとうございました。

_ ジーターです ― 2006年02月15日 12時18分19秒

こんにちは。その後退院してからはやはり手術後の痛みがちょくちょくありますが、半年ほどいろんな 遊びも自粛してまして、暇さえあれば肝臓や膵臓の病気に関する情報を専門書を読んだり、インターネットで検索したりしてかなり専門知識も増えました。去年 の春に恐る恐るゴルフコンペに参加して無事ワンラウンド回ってこれたときは本当にうれしかったですね。ただ終わった後のビールが飲めないのは本当につら かったですけどね・・・定期的に癌検診を受けてますけど、今のところ順調だそうで、40%ほど切り取った肝臓も今ではほぼ元どうりになったそうです。ただ 膵炎の方は完治にはいたるはずもなく宴会などで禁を破って飲みすぎたりすると次の日にはてきめんに腹痛や下痢などになってしまいます。そのたびにカオルさ んのメールにありましたように膵臓癌の不安が心をよぎります。<白い巨塔>の中で1センチほどの膵臓の腫瘍を正義の天才内科医の<里見修二>が見つけて悪 の天才外科医である主人公の<財前五郎>がオペを行い見事に成功させるというシーンがありましたけども昭和40年代から現在にいたるまで癌の中でも膵臓癌 はたちが悪く手術できた場合でも5年生存率は確か20%以下ではないでしょうか?いわば難攻不落の要塞みたいな病気ですよね、私も肝臓の手術の前に膵臓癌 の検査もしたんですが本当に辛くていやでしたね。何しろ睡眠剤をうってからの検査なんてはじめてでしたからね。膵臓癌ももしダブルであればもうアカンと覚 悟してましたね結果が出るまでの不安感はもうたまらなく長かった気がしましたね。今のところ膵臓のチェックは地元の病院で毎月してはいるんですが、何か早 期発見に役立つような情報でもあれば是非教えていただきたいと思います。まあこのごろ思うんですが私はこれまで十二指腸穿孔、盲腸炎、肺気胸、そして慢性 膵炎、肝臓癌で5回も入院しています。昔の外科手術の出来ない時代ならとっくの昔に死んでいるわけですから今普通に生活できデリヘルや出会い系サイトでも 遊ばせてもらったりしましたが、それらがいかにありがたいことかを実感しています。またよろしくお願いします。今日はこのへんで・・・

_ カオル ― 2006年02月15日 21時59分49秒

白い巨塔、最近のリメークを見て、ついでに田宮二郎のものもレンタルしました。子供の頃みた昔の バージョンは太地喜和子さんの色気だけが強烈に印象に残っていたのですが、改めてみると、物語がリアルなんですがテンポが合わない感じで、途中からやめま した。私が見た範囲でも田宮二郎が珍しい膵臓癌(「膵臓の手術なんて滅多にできないぞ」みたいなことを言っていました。)の手術を喜んでやっている場面が ありました。

_ ジーターです ― 2006年02月16日 15時22分56秒

今日はやや話がそれますが、カオルさんはリゾートトラストという会社をご存知ですか?もっぱらゴル フ場やリゾートホテルをたくさん経営していて、創業者が名古屋で現在東証1部上場で株価4500円ぐらいの勝ち組み企業なんですが、この会社のグループで ㈱ハイメディックという会社があるんですが、経営しているホテルの中に全身の癌等を調べるPET/CTをはじめとする医療設備とドクターが数名常時配置し ているという珍しいシステムなんですが現在山中湖と大阪そして今年東大病院の中でオープンする予定だそうです。実は昨日と今日連日リゾートトラストの営業 マンがきてさかんにそのメンバーになれと勧誘するわけです。(もちろん私の本当の病歴は彼らは知りませんが)まあいってみれば休暇を楽しみながら併用して ドッグ入院するような会員権です。値段は高額で1年に1度15万~25万の検診をしてもらうだけでなおかつ入会金が400万~750万です。ただ自分の命 がそれで助かるのであれば、金持ちにしてみれば安いでしょうけれど・・私が知りたいのはさかんに営業マンが宣伝するペット診断が本当に今現在各医療機関に 配置されているものよりも正確であり早期発見に役立つものなのかどうかというただ1点です。今新聞や週刊誌等でいろいろ宣伝されています。いろいろな情報 を知りたいと思います。よろしく・・・・

_ カオル ― 2006年02月16日 20時53分49秒

いやあ、そんなホテルの会員になれたらいいですねぇ。我が家は子供の学資保険を切り崩して生きている
状態ですから夢のまた夢ですねぇ。PETについては
グーグルで検索したら自分のパソコンの中に
http://www3.synapse.ne.jp/pet/aboutpet/about.html
がありました。
以前他の人のブログでPETは高い、10万円くらい
かかる、というのを読んだ記憶があります。保険が効く
ようになればいいですね。(もうなってる?)
ただそのページには5mm以上でないと癌が見えないと
あります。膵癌の場合、その大きさだとどうなんでしょうか。まだ望みがあるのかな。
すみません。何も断定できなくて・・・・

_ ジーターです ― 2006年02月19日 15時05分59秒

カオルさんこんにちは。私のようにアルコールの飲みすぎで慢性膵炎になってしまった人間はいわば自 業自得であきらめもつくんですが、酒も飲まないのに膵臓や肝臓が悪くなってしまったような人はあなたの身近にはみえますか?今の所私の場合は血液検査の結 果は良好で酒にだけは注意しなさいと言われています。よろしく

_ ひでお ― 2006年02月19日 17時51分21秒

>ジーターさん、それは私です。

_ カオル ― 2006年02月19日 21時23分05秒

いや~、アルコール性の慢性膵炎の方でネットに登場されている人は少ないと思います。私以外では ジーターさん、あきらさん(って結局常連の方)しか個人的には知りません。ネットでは特発性の方の方が多いと思います。お医者さんからはアルコール性の方 のことを何かの折りに聞くときがありますが、大抵は「見てられないくらい痛みで苦しんでいた」みたいな、悲惨な状態を語る話しの流れの中で登場します。ア ルコール性は自業自得なところもありますが、かといって、自分程度の酒飲みは世の中にざらにいますし、大酒のみの100人に一人くらいの罹患率のようです から、やはりアンラッキーの要素の方が強いように思います。

_ ジーターです ― 2006年02月20日 11時26分05秒

私の場合は確かに入院する前は本当に一睡もできなかったり食べたものを吐いたりさんざんでしたね。 でもそんなになるまで本当に地元の病院では膵炎を見つけてくれなかったんですよ。でも肝臓の腫瘍が見つかったわけですからプラマイではツーペーですかね。 まだ天が私の命はこの世で必要としているということなんでしょうか?

_ カオル ― 2006年02月21日 00時32分25秒

本当に「災い転じて・・・・」というケースですね。天がこの世で必要としている、というのは私も同 じように考えるようにしています。よく言われる平凡なことですが、だから今を大切に、という風に子供と接していると感じますね。全くの健康体ではそうは考 えなかったのではないかと思います。
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