慢性膵炎ノート

明るく!慢性膵炎生活

慢性膵炎の種類(その3)

<胆石性慢性膵炎>

gallstones  膵炎の原因の第三位が胆石だそうです。女性では2割にも達するとか。胆管というものが胆嚢から出ていて、胆汁を運んでいるのだそうです。胆汁は消化酵素ではなく、膵液(これは十二指腸で活性化し消化酵素になります。)の活動を活発にする働きがあるそうです。胆管は膵臓の内部を通っていますが、一方で膵臓には膵管が通っていまして、この膵管と胆管が最後は合流して、十二指腸乳頭というところが出口となっているのだそうです。(膵臓周辺の参照図)。それで、胆石が出来たらどうして慢性膵炎になるのかということですが、この十二指腸乳頭という、膵管と胆管の合流部に胆石が詰まり、胆汁と膵液が出口を失って、そこで混じり合い、その刺激により本来膵臓内では活性化しないはずの膵液が活性化し、膵臓の細胞を傷つける(自己消化を起こす)というもののようです。また、胆石が詰まった状態で脂肪分を摂取すると胆汁がさらに分泌され膵管を逆流し、ダメージは膵臓全体におよぶということになるようです。

<遺伝性慢性膵炎>

  遺伝子異常による膵炎というものもあるそうです。10歳代で急性膵炎を起こし、それを繰り返すうちに慢性膵炎へ進行するということが多いということです。


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