慢性膵炎ノート

明るく!慢性膵炎生活

慢性膵炎体験談

おまめさん   (2006年8月)
 
  はじめまして、おまめと申します。 前からサイトを拝見しておりまして、私も同じ慢性膵炎を患っているので、この度 メールさせていただきました。
  簡単にですが、膵炎になってから現在に至るまでを書かせて頂きます。 少しでも同じ病気の方の役に立てたらと思います。
  10代の頃、突然の激痛で意識を失いそうになって救急車で運ばれたのです。 血液検査でアミラーゼ値がかなり高く、急性膵炎と診断されました。 その後も何度か腹痛が襲い、血中アミラーゼ値と白血球がかなり高く、膵臓も腫れていたので何度か入院となりました。治療は絶食と点滴だったと思います。
  数ヵ月後、今度は慢性膵炎と診断され、服薬と食事制限で治療を続け、10年が過ぎました。
  膵炎になってから激痩せし、下痢が酷く、慢性になっても食事やストレス・疲労で 時々痛みが出て、夜中に救急車で運ばれ点滴を受けることもしばしばありました 。 しかし、ここ数年は大分回復し、救急車のお世話になることもなく、普通の食事を摂れるようになったのです。禁酒禁煙だけはずっと続けています。
  疲れているときやストレスがあるときは、やはり軽く鈍い痛みが出ることもあったのですが、痛み止めの錠剤服用でしのげるようになりました。 色々な食事が楽しめるようになって一安心したのもつかの間、今度は妊娠が発覚したのです。
  膵炎の病状は安定していたこともあって、内科の医師から妊娠の継続許可が出たので、出産ができる事になりました。 しかし、健康な方よりは、やはりリスクが高い妊娠とのことです。
  ずっと服用してきた膵臓の薬が使用できないので、膵炎の悪化が懸念されたり、 糖尿病に、よりなりやすくなったりするそうです。 そのため、低脂質の食事を徹底してくださいと医師に言われています。
  また、お腹が大きくなるに連れて膵臓が赤ちゃんに圧迫されてしまうので、それによって膵液が詰まって炎症が起こるかもしれないといわれています。そうなると、痛みが出て母体の状態が悪くなる為、赤ちゃんを即取り出さなくてはいけないそうです。 不安ばかりの妊娠生活ですが、がんばって乗り越えていこうと思っています。
  膵炎の合併症妊娠の情報が殆どないので、自分のブログに書き残そうと、最近妊娠についても書き始めました。 同じ膵炎で悩んでいる人に「色んなものが食べられるようになった。」、「膵炎でも妊娠が可能なんだ。」という事を伝え、少しでも元気づいてもらえるように毎日続けています。
病歴やプロフィールはこちらにあるので、よかったら参考にしていただけると嬉しいです。 http://blog.livedoor.jp/ohmame/
  お互い膵炎歴が長いですが、これからも病気を乗り越えて共にがんばっていけたらと思います。 どうぞよろしくお願い致します。

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ご自身の体験を提供されたい、提供してよいという方は こちらのアドレスにお寄せください。寄稿後の内容の編集・削除の希望についても同アドレスにていつでも受け付けています。

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