慢性膵炎ノート

明るく!慢性膵炎生活

慢性膵炎体験談

tomokoさん   (2006年5月)
 
  初めまして。私は、3年前に診断を躊躇する医師より、膵臓癌の可能性を示唆されました。その日点滴を受けだいぶ良くなった気がしたのですが、即日大学病院に行き、状態を告げると血液検査とエコー検査を実行。直ぐに入院して手術を勧められました。経営する会社の運営段取りを付け、10日後に手術のため入院。しかし、癌は消えていました?…結局は腫瘤形成性膵炎だったのだろうとの診断になり、切られずに退院したのは良かったものの…後はいわずと知れた慢性膵炎の治療が続いています。もちろん3件位の大学病院を回り、癌の否定はできたのですが、体調が悪くどうにもなりません。そこで、いつもかかっている(癌告知を受けた)クリニックに戻りそれらの症状を訴え、先ず胃カメラ検査を行うと胆汁が、胃の中にバシャバシャ逆流をしているじゃないですか…びっくり!等々諸検査の結果服用する薬が相当増えてしまいました。
  私の場合、当時辛いときに点滴に通っていたのですが、膵臓の働きを抑える薬品はショックを起こすようになり中止。しかし、不思議に抗生剤を入れてもらうと痛みが止まるのです。今も内服する薬に抗生剤が入っています。しばらくした後、入院して絶食絶飲も試しましたが、食事を始めれば同じ事。結局は食事療法で徹底的に脂質を落とす事で痛みはだいぶ軽減されていますが、なんと一回の脂質は5g~6gです。しかし、そのせいか低血糖症・低血圧・めまい・疲労感・脱力感・等々。痛みは耐えられるけれど、この状態は相当辛いですよ。今回内分泌を調べてみようということで2~3週間の入院が決まりました。なぜかというとこの4月からジェネリックを試して、体調をもっと崩してしまったからです。3年間の病気との戦いで多くのものを失いました。今後が不安ですが、元気のふりをするうちに何とかしようと考えています。

  (管理人記---このコメントはブログに頂いたものですが、ジェネリック薬品の副作用について書かれておられましたので気になり、『ジェネリックですが、もしよかったらどのジェネリックか教えていただけませんか。フォイパンのジェネリックについては多くの人が摂っていると思いますので。』と尋ねました。以下はtomokoさんからの返事です。)

  先日は早速のコメントありがとうございました。さて、ジェネリック薬品についてですが、ごめんなさい。説明が悪かったようです。徹底した食事制限のせいか体質が変わってしまったようなのです。例えば、胆嚢に砂状の石があったので、膵炎に関連しているのでは?とその除去を”ウルソ”という薬で試みました。2~3日目で体調がガタガタになり7日目にはもう無理と医師に泣きつきました。中止して4~五日後には体調は戻りましたが、その後薬剤師に相談しても、この薬は一般的にも良く使われている薬で、副作用は殆ど無いと言っても過言ではないといえるのですがね、との事。しかし私にはとっても辛かったですね。その後しばらくしてエコーで検査したところその胆石はきれいに消えていました。医師の説明では半年くらい経たないと効果は期待できないと聞かされていたのに、たったの1週間で効果てき面でした。
   ある日いつものドラックストアーで処方を待っている間、キャンペーン中のスタミナドリンクの試飲を勧められ、躊躇はしたのですが、成分を見て大丈夫そうなので恐る恐る試してみました…すると店内で10mも歩かないうちに体が振るえて立っていられなくなりまた。これには薬剤師もびっくり。私も恐ろしくなりました。風邪を引いたときに、いつもの薬剤師に相談すると葛根湯なら大丈夫でしょう、といわれ、それでも心配なのでなるべく成分の弱い1日3回飲むタイプをトライ。しかしやはり体が振るえてきました。今思うと低血糖だったのでは?と感じます。それまで低血糖の症状は視界の中にメタルテープが出現し、その部分が見えなくなってそのままにしておくと全身が振るえ汗がでて…と一定のパターンだったのにそのときは(順番を)ジャンプして震えだしたのかな?と考えています。(でもメタルテープ出現は5月~10月の暑い期間のみですが)
   説明が長くなってしまいましたが、3年を超える1食5~7g脂質ダイエットにより私の体は非常にイノセントな状態になってしまった様です。だから副作用が全て出てしまうのではないか?と自己判断しているのですが…一概にジェネリックのせいではなく私の体調維持に長く服用してきた薬品の慣れから、ジェネリックの何かが悪影響を及ぼしたのではなかったのでしょうか?
  ですから、一般的な評価にはならないのでは?と今回は差し控えさせていただきますが…

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