慢性膵炎ノート

明るく!慢性膵炎生活

慢性膵炎体験談

manaさん   (2006年1月)
 
  初めて慢性膵炎の診断を受けたのは35歳の時、胃のもたれ(&鈍痛)があまりにも長引き心配して病院に行ったところ、たまたまそこの先生が膵臓に詳しく、血液検査、尿検査、エコーですぐに慢性膵炎との診断、 後日念のために胃の内視鏡検査もしましたが胃には問題なしということで膵炎確定、投薬と食事制限を数ヶ月続けアミラーゼ値が下がったことで薬がなくなり食事もアルコールと高脂肪食に注意というくらいになりました。
  40歳になり節目ということで人間ドッグに入ったところ、その総合病院では膵臓に異常なしとの診断だったため、深く考えず(当時知識もないので)「完治」 と思い込み、食事に関してハードルをかなり下げました。
  そして昨年、ちょうど子供の受験が終わった3月、また胃が重く感じるようになりました。今思えば、気の緩みもありアルコールの量も増えていましたし(それでも缶ビール1本&ワイン:グラス1杯&梅酒/一日くらい)、大好きな乳製品の摂取量も増えていました。7年前と住んでいる場所が違うので、また別の近くの内科を受診、胃炎だろうということで暫くタケプロン等で治療しましたが痛み(というよりも重い感じ)が取れないので、膵臓かもしれないということで、また膵臓に詳しい医者を紹介され転院、そこで血液検査でアミラーゼ値高め、エコー画像から膵臓にムラありということで「慢性膵炎の再発」と診断され、現在投薬(フォイパン、コスパノン、ベリチーム、タケプロン)と食事制限が続いています。同時にまた内視鏡検査も受けましたが、今回は軽い逆流性食道炎も見つかりましたので、その痛みもあったかもしれません。
  「フォイパンは薄皮を剥ぐように痛みが取れるお薬です」との先生からの言葉通り、少しずつ重さはなくなってきたものの、ちょっと気を抜くと鈍痛が再発し、嫌~な感じで落ち込みます。食べることがストレスになることもありますよね。それでも最近はヘルシー系のレストランも増えたので、週に一回くらいは外食を楽しむようにしています。
  現在、投薬と食事制限の他に、4ヶ月毎に血液検査とエコー検査をしています。アミラーゼは170くらい、膵臓画像のムラは消えずこの病気の根の深さを痛感しています。 食事制限により、体重は10キロ近く減少、それは良いのですが、どうしてもたんぱく質不足になりがちらしく総コレステロール値も低くなりすぎてこれはこれで問題らしいので、低脂質で質のよいたんぱく質を日夜探しています・・・
  「慢性膵炎患者の平均寿命65歳説」が呪いの言葉のように頭の中から消えませ ん。治療法が見つかることを期待して止みません。

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